- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- アジア経済 >
- ブラジル経済の見通し-4-6月期は景気後退を回避も低調。先行きも緩やかな成長が継続。
2019年09月04日
■要旨
■目次
1――経済概況
(経済概況) 4-6月期の実質GDPは、景気後退を回避も、低調
2――為替・物価・金融政策等の動向
(為替) 海外情勢によって、軟調な展開が続くと予想
(物価・金融政策) インフレ率は目標範囲内で推移。中銀は年内に追加の利下げを実施と予想
3――経済の見通し
- ブラジルの2019年4-6月期の実質GDP成長率は前期比0.4%増(季節調整値)と、2四半期ぶりのプラス成長に転じ、景気後退(2四半期連続のマイナス成長)を回避した。需要項目別では、内需は減速が明確となった1-3月期から持ち直しの兆しも見られるが依然として低調である。外需も輸出が落ち込み、寄与度が2四半期連続のマイナスとなった。
- 先行きのブラジル経済は、最重要課題である年金改革について、2019年内に法案成立の見込みが立ち、中長期的に成長率を押上げることが期待される。しかし、短期的には緩慢な成長が続くだろう。内需は緊縮的な財政政策を採用する公的部門や、世界経済の減速によって景況感が悪化している企業部門にはあまり期待できない。景気刺激策や金融緩和によって民間消費が拡大していくが、内需全体では力強さを欠くだろう。外需も世界経済の減速によって輸出が振るわず、期待できないであろう。
■目次
1――経済概況
(経済概況) 4-6月期の実質GDPは、景気後退を回避も、低調
2――為替・物価・金融政策等の動向
(為替) 海外情勢によって、軟調な展開が続くと予想
(物価・金融政策) インフレ率は目標範囲内で推移。中銀は年内に追加の利下げを実施と予想
3――経済の見通し
神戸 雄堂
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月07日
インドネシア経済:24年1-3月期の成長率は前年同期比+5.11%~選挙関連支出が消費を押し上げ、2期連続の5%成長 -
2024年05月07日
成長と分配の好循環に不可欠な中小企業の復活 -
2024年05月07日
ドリームジャンボの期待2024-能登半島地震の被災地支援に向けて -
2024年05月07日
ユーロ圏失業率(2024年3月)-失業率は6.5%で横ばい推移 -
2024年05月07日
マクドナルドにサラダは必要か-2つのケースから見るマクドナルドとサラダ
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【ブラジル経済の見通し-4-6月期は景気後退を回避も低調。先行きも緩やかな成長が継続。】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
ブラジル経済の見通し-4-6月期は景気後退を回避も低調。先行きも緩やかな成長が継続。のレポート Topへ