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- 企業物価指数(2019年4月)~川上から川下への上昇圧力が弱まる~
1.国内企業物価はプラスを維持も横ばいの動き
2.輸入物価は3ヵ月連続の上昇も先行きは不透明
原油価格は、アメリカがイラン原油全面禁輸の経済制裁を発表し、一時急上昇したものの、米中貿易摩擦による景気の先行き不透明感から足もとで下落に転じている。さらに、足もとのドル円相場も米中貿易摩擦の影響から円高水準で推移しており、今後の輸入物価は下落に転じる可能性が高い。
3.先行きは川上から川下への上昇圧力が弱まる
消費者物価(生鮮食品を除く総合)と関連性の高い消費財は前年比0.3%(3月:同▲0.2%)と6ヵ月ぶりのプラスとなった。
ただし、米中貿易摩擦の激化による世界経済への先行き懸念から国際商品市況は頭打ちとなっている。前年比でみた素原材料は伸び率が鈍化していき、先行きは川上から川下への上昇圧力が弱まってくると見込まれる。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
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藤原 光汰
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(2019年05月16日「経済・金融フラッシュ」)
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