2019年01月15日

EIOPAによる2018年保険ストレステストの結果について(2)-ベースラインの特徴と自然大災害シナリオの影響-

中村 亮一

文字サイズ

■要旨

EIOPA(欧州保険年金監督局:European Insurance and Occupational Pensions Authority)は、2018年12月14日に「2018年 EIOPA保険ストレステスト報告書(2018 EIOPA Insurance Stress Test Report)」(以下、「今回の報告書」という)を公表した。この報告書により、EIOPAは、2018年に実施された欧州保険会社に対するストレステストの結果に基づく欧州保険会社の脆弱性と耐性力に関する状況を報告している。

前回のレポートでは、今回のストレステスト及び今回の報告書の概要について報告した。今回のレポートでは、報告書の第2章のストレステストの結果の中から、ベースラインの特徴及び自然大災害シナリオの影響について報告する。

■目次

1―はじめに
2―ベースラインの特徴
  1|資産の状況
  2|負債の状況
  3|資産負債比率
  4|自己資本及びSCR
3―自然大災害シナリオによる影響
  1|自然大災害(NC)シナリオの概要
  2|結果の概要
  3|貸借対照表指標及び自己資本指標
  4|SCR指標
4―まとめ
Xでシェアする Facebookでシェアする

中村 亮一

研究・専門分野

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【EIOPAによる2018年保険ストレステストの結果について(2)-ベースラインの特徴と自然大災害シナリオの影響-】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

EIOPAによる2018年保険ストレステストの結果について(2)-ベースラインの特徴と自然大災害シナリオの影響-のレポート Topへ