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選択の結果、集中-ふるさと納税シリーズ(2)ジニ係数が0.5を超える世界

金融研究部 主任研究員・年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室・サステナビリティ投資推進室兼任 高岡 和佳子
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3――自治体間の税収格差是正は期待できない

以上から、納税者が寄附先を選択した結果、寄附が特定の自治体に集中していることが確認できた。つまり、寄附は自治体のアピールに大きく依存し、ふるさと納税の制度自体に自治体間の税収格差是正を期待するべきではないと言うことだ。人口調整後のふるさと納税においても東京都に負ける2県も、今後のアピール次第では十分巻き返し可能だ。しかし、同じことが東京都をはじめとする都市部についても言える3。巻き返し策も含め、今後の動向に注視していきたい。
3 銀座のブランド品店でも使える「中央区ふるさと感謝券」等が返礼品となることも、理論上考えられる。
(2016年08月12日「基礎研レター」)
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03-3512-1851
- 【職歴】
1999年 日本生命保険相互会社入社
2006年 ニッセイ基礎研究所へ
2017年4月より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
高岡 和佳子のレポート
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