- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- 土地・住宅 >
- 固定資産税再考~望ましくないこれ以上の負担増~
固定資産税再考~望ましくないこれ以上の負担増~
03-3512-1791
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■見出し
1―はじめに
2―固定資産課税の概要~大きな負担を産んだ7割評価
3―日本の固定資産税の総税収比率はOECD最上位である米国水準まで上昇
4―保有税収の負担増や総税収比率の変化は不動産価格に影響
5―むすびにかえて~今後は経済成長を通じて固定資産税収を確保すべき
■要旨
平成27年税制改正では固定資産税の特例見直しは、アベノミクスの推進という観点から行われなかったが、平成30年度の評価替え時点では増税につながる見直しが行われる可能性がある。
しかし、平成6年度に導入された「7割評価」により、固定資産税負担は既に大きく上昇している。OECDの歳入統計に基づき、保有税収の総税収比率をみると、日本は、OECD加盟国中、最大の水準を持つ米国に次ぐ水準まで上昇している。固定資産税や相続税を含む資産課税の総税収比率場合では、既に米国の水準を上回った。
保有税収の総税収比率や実効税率の上昇は、不動産価格の下落に結びつく。この点は、理論的にもOECD加盟国における保有税収の総税収比率と不動産価格の動きからみても説明できる。
保有税収への依存度が高い米国では、住民革命とも言うべき納税者の反乱により州憲法が改正され、保有税に対するキャッピングが設けられるという歴史的経緯があり、現在も国民にとっての負担は重い。
日本の地方財政は、マクロレベルでみると、米国に次いで保有税に依存している。バブル崩壊によりデトロイト市の財政が破綻した教訓に学べば、今後は固定資産税の総税収比率が高まり、市場に影響を与えるような特例措置の縮減や廃止は望ましくなく、慎重に対応すべきである。
(2015年10月16日「基礎研レポート」)
03-3512-1791
新着記事
-
2025年12月12日
欧州経済見通し-不確実性は高いが底堅い成長が続く -
2025年12月12日
三度目の正直?ケアマネジメント有料化論議の行方は-厚生労働省が示した3つの選択肢や相談体制強化との関係性などを検証する -
2025年12月12日
Googleの生成AIとオンラインコンテンツ-対価なしの利用は認められるか -
2025年12月12日
店主を経由して広がる居酒屋のコミュニケーション-偶然の共感を誘う小さな交差点- -
2025年12月11日
米国ホリデー商戦に見るAIショッピングアシスタントの台頭-消費への生成AIの浸透がもたらす「期待」と「リスク」(2)
お知らせ
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年12月01日
News Release
-
2025年07月01日
News Release
【固定資産税再考~望ましくないこれ以上の負担増~】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
固定資産税再考~望ましくないこれ以上の負担増~のレポート Topへ









