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ユーロ圏の統合深化を阻む移民流入危機、ギリシャ問題-2025年までユーロ制度完成を目指す工程表は示されたものの・・・
経済研究部 研究理事 伊藤 さゆり
■要旨
欧州安定メカニズム(ESM)の構築や銀行同盟の始動など、ユーロ圏の制度を修復する作業が進展したことは、ギリシャ問題の感染力低下に一定の役割を果たした。
6月に公表されたユーロ圏の制度強化の新たな報告書では2つの段階を経て、遅くとも2025年までに経済通貨同盟(EMU)を完成させる工程表が示された。完成と言っても、「通貨は1つ 財政はばらばら」の解消を目指す訳ではない。本来期待されるよりも控えめな統合の深化の議論でも当面は深まりそうにない。EUが中東・アフリカからの移民流入危機への対応を迫られていること、ギリシャ支援の負担が増大していること、17年にかけて債務危機国、主要国で民意を問う局面が続くことが障害となろう。

03-3512-1832
(2015年08月31日「基礎研レター」)
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