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2015年1-3月期の実質GDP~前期比0.5%(年率2.1%)を予測
経済研究部 経済調査部長 斎藤 太郎
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- 5/20に内閣府から公表される2015年1-3月期の実質GDPは、前期比0.5%(前期比年率2.1%)と2四半期連続のプラス成長になったと推計される。
- 外需は4四半期ぶりに成長率の押し下げ要因となったが、民間消費が前期比0.4%と3四半期連続で増加したことに加え、消費税率引き上げ後減少が続いていた住宅投資(前期比2.4%)、設備投資(前期比1.5%)が増加に転じたことから国内民間需要が経済成長の牽引役となった。
- 一方、2014年度入り後の景気を下支えしてきた公的固定資本形成は2013年度補正予算の効果が剥落したことなどから前期比▲2.6%と4四半期ぶりの減少となった。
- 名目GDPは前期比1.9%(前期比年率7.8%)と2四半期連続の増加となり、実質の伸びを大きく上回るだろう。GDPデフレーターは前年比3.6%、前期比1.4%と予測する。
- この結果、2014年度のGDP成長率は実質▲0.9%、名目1.6%になると見込まれる。
- 実質GDPは2四半期続けて潜在成長率を上回る伸びとなった模様だが、2四半期連続マイナス成長の後であり実態として高成長を続けているわけではない。個人消費の水準は駆け込み需要が本格化する前(2013年10-12月期)を▲2%近く下回っており、その水準に回復するのは2016年までずれ込みそうだ。
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03-3512-1836
(2015年05月01日「Weekly エコノミスト・レター」)
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