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脳血管疾患発症者の医療機関受診状況の変化~公的統計による時系列分析
保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
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■要約
脳血管疾患は、生活習慣をきっかけとして発症する生活習慣病の1つであり、中高年以降で発症することが多い。死亡することもあるほか、死亡するほど悪い状態でなかったとしても、入院による治療が長期にわたることや後遺症が残ることもあるため恐れられている。
日本では、長期にわたって死因の第1位だったことから古くから対策が行われてきた。1960年代頃から高血圧への対策を強化したことによって、脳血管疾患による死亡が減少した。
しかし、死亡率は下がったものの高齢者の増加により、新たに発症する患者数は減っておらず、脳血管疾患の大半を占める脳卒中の有病者数は今後も増加すると考えられている。患者にしてみれば、病気を抱える期間は長くなってきていることになる。
こういった背景をふまえ、本稿では、厚生労働省から公表されている統計を使って「脳血管疾患1」による受診状況や医療費、その後の状況についての推移をみる。
(2014年10月14日「基礎研レター」)
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03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
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