2014年09月08日

健康診断で知りたい情報~健康診断結果とレセプトデータの受診歴による分析より

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■要約

この春、健康診断の「基準範囲」が話題になった。「基準範囲」とは、健康な人の検査数値の範囲のことだが、この話題をうけて「病気の診断基準が変わるのではないか」、「現在受けている治療は過剰ではないか」といった誤解が一部で生じた。

このような誤解が生じた要因の1つに、健康診断における「基準範囲」の意味があまり認識されていなかったことが考えられる。

本稿では、糖尿病の診断基準のひとつであるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を取り上げ、健康診断の結果とレセプトデータを使って、年齢ごとの検査数値の分布や検査数値と医療費等との関係を紹介し、健康診断の結果に含めるべき情報について考える。

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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

(2014年09月08日「基礎研レポート」)

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