2013年02月27日

若年層の生活不安と生活設計~結婚、子ども、親との同居の影響

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■見出し

1――はじめに
2――配偶関係、および既婚者の就労状況の確認
3――将来の生活に対する不安~既婚者と女性は不安がたくさん
4――生活設計状況
5――まとめ

■introduction

非婚化、晩婚化など家族形態の多様化や、非正規雇用の増加など働き方の多様化によって、将来の生活を思い描くことや、生活設計をするのが難しい時代になった。このような中、家族形成や資産形成において重要な時期にある20~30歳代の若年層は、将来の生活に対してどのような不安をもち、不安に対してどのように生活設計しているのだろうか。

20~30歳代は、就職、結婚、出産などで生活環境が大きく変わる年代であり、それぞれの環境によって将来の生活に感じる不安も生活設計の状況も異なると考えられる。

そこで本稿では、未既婚別、既婚者は子どもの有無別、夫婦の就労状況別(共働きか片働きか)、未婚者は親と同居しているかどうか別に、将来の生活に感じる不安や生活設計の状況がどのように異なっているかについて分析を行う。分析には、2011年3月にニッセイ基礎研究所が実施した「生命保険マーケット調査」のデータのうち20~30歳代のサンプルを使う。




 
 インターネット調査。調査対象は、全国に住む20~69歳男女個人。有効回答数は5192サンプル(分析対象とした20~30歳代は1743サンプル。学生を除く。)。調査機関は株式会社日経リサーチ。

(2013年02月27日「基礎研レポート」)

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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

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