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10年目で100本を超えたETF
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2001年6月、我が国にそれまで1本しかなかったETF(上場投資信託:Exchange Traded Funds)の追加設定を可能とする政令等の改正がなされた。その後、順調に増えたとは言えないが、10年目となる昨年、ついに上場本数が100本を超えた(図表-1)。
種類別では、日経平均などの国内株価指数タイプ(業種別株価指数タイプを含む)が60本で最も多く、商品タイプや外国株価指数タイプがそれに続く。商品タイプには、プラチナやパラジウムといった希少金属のほか、原油や天然ガスなどのエネルギー、小麦、とうもろこし、大豆などの穀物を対象とするETFもあり、これらの価格変動を予想して投資することが可能だ。また、外国株価指数タイプには、米国のほか、中国、インド、ブラジルの各国株価指数に連動するタイプのETFも登場し、投資家の選択肢は大きく広がった。
このように近年急速に増加しているETFだが、諸外国と比べるとまだまだ少ない(図表-2)。最も多いアメリカには日本の10倍を超える本数のETFがあり、ヨーロッパ諸国も数百本のETFが上場している。国によってETF制度の導入時期や推進度合いが異なることなどが背景だが、だとすれば日本でもETFが増える余地は大きいといえるかもしれない。
ただ、いくら本数が増えても売買が伴わなければその意味は薄れてしまう。乱暴な言い方をすれば、魅力に欠けるETFが乱立すると、投資家が目的のETFを探す際の邪魔になるだけでなく、無駄な管理コストが発生し、結果としてそのコストが投資家に転嫁されかねないからだ。これまで我が国ETFの普及に尽力された関係者に敬意を表するとともに、投資家にとって魅力的なETFラインナップがより一層充実するよう期待したい。
(2011年03月25日「基礎研マンスリー」)
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