2008年08月25日

消費者は保険知識を有しているか

生活研究部 主任研究員 井上 智紀

文字サイズ

■目次

1--------はじめに
2--------消費者の知識と知識格差
3--------知識格差がもたらすもの
4--------求められる消費者知識の底上げ

■introduction

6月中旬に公表された「保険商品の比較に関する自由討論会」の報告書では、本来の趣旨であった比較情報の提供に関する諸課題とあわせ、消費者が「比較情報」を含め保険商品の選択に資するわかりやすい情報提供を求めていることも示されている。このことは、消費者が必ずしも十分な知識を持たないまま、契約にいたっている可能性があることによるものと考えられる。
実際のところ、消費者はどの程度保険に関する知識を有しているのだろうか。
本稿では、消費者の保険に関する知識に焦点をあて、2007年3月に弊社が実施した調査(以下、マーケット調査)の個票データを用いて消費者の保険に関する知識の程度および知識不足に起因する事象について考察する。

Xでシェアする Facebookでシェアする

生活研究部   主任研究員

井上 智紀 (いのうえ ともき)

研究・専門分野
消費者行動、金融マーケティング、ダイレクトマーケティング、少子高齢社会、社会保障

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【消費者は保険知識を有しているか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

消費者は保険知識を有しているかのレポート Topへ