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短観速報~業況判断は大きく悪化、08年度設備投資は02年度以来の低いスタート
総合政策研究部 常務理事 チーフエコノミスト・経済研究部 兼任 矢嶋 康次
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- 企業の業況判断DIは、全規模・全産業ベースで製造業は前回調査から7ポイント、非製造業は4ポイントと大幅に悪化した。注目度が高い大企業・製造業の業況判断DIはプラス11と前回調査から8ポイント、大企業非製造業の業況判断DIは12と4ポイント悪化した。
- 経常利益計画は、2007年度は全規模・全産業で前年度比▲1.6%と2001年度以来の減益。2008年度当初計画は、全規模・全産業で前年度比2.4%と増益計画だが、(1)想定為替レートが現在の円ドルレートに比べて10円程度円安となっていること、(2)下期収益が回復するとの見込みとなっているが、サブプライム問題などが長期化すれば下方修正のリスクが高いことなどを考えると下振れリスクが高いといえる。
- 設備投資計画(含む土地投資額)は、2007年度は全規模・全産業で前年度比4.2%と前回調査から2.4%の下方修正。2008年度当初計画は、全規模・全産業で前年度比▲5.3%と2002年度以来の低い水準でのスタートとなった。
- 今回の短観は、「景気踊り場を確認するとともに、景気後退のリスクが高い」といった結果だ。今回の短観を受け、日銀は30日の展望レポートで景気判断の下方修正を行うだろう。とくに「好循環メカニズム」についてはかなりトーンダウンせざるを得ないだろう。
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