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- 景気は回復と悪化の岐路に~鍵を握る設備投資は弱い
2003年01月17日
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<来年度の財政は景気中立か?>
- 政府経済見通しでは、2003年度予算を前提とした来年度の公需は景気に中立となっている。しかし政府経済見通しは公的固定資本形成の実績が見通しを下回る傾向にある点などを考慮すれば、実際には政府支出が景気の足を引っ張る恐れが大きい。
- GDP統計の改定や経済構造の変化によって、GDPの中の非市場取引部分が拡大するなど景気実感との乖離を生む要因が拡大しており、統計の見方には注意が必要になっている。
<景気は回復と悪化の岐路に>
- 鉱工業生産は増加基調が崩れ、景気動向指数は一致指数が50を割り込むなど景気回復テンポの鈍化が明確になった。景気は、踊り場を過ぎて再び回復するか、景気後退に向かうかの岐路にある。鍵を握るのは設備投資の持ち直しだが、先行指標である機械受注が落込む動きを見せるなど、設備投資は再び落込む恐れが大きい。
(2003年01月17日「Weekly エコノミスト・レター」)
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