2001年02月16日

米国経済:真の生産性向上は99年から

山田 剛史

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<今週の焦点>

  1. FRB(連邦準備理事会)は、1月に緊急FOMC(公開市場委員会)と合わせてFF レートを1%引下げ、金融緩和政策に転換した。景気減速への懸念を示す一方、生産性の向上がインフレを抑制しているとの判断から、ソフトランディング実現への対応を図っている。
  2. 生産性の統計にはインフレ圧力が含まれている。また生産性を高める資本深化も、相対価格の低下による労働力からのシフトの影響がある。しかし両者を考慮した真の供給力は、99年以降伸びを高めており、FRBの政策判断を裏付けている。

(2001年02月16日「Weekly エコノミスト・レター」)

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