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- 変動費削減による企業の収益回復は力強さに欠ける
<今週の焦点:企業収益の急回復の背景>
- 企業業績の回復は主に費用(固定費+変動費)の削減による。売上高が前年比プラスに転じる以前の99 年1-3 月期に、既に損益分岐点売上高は前年を下回り始めた。これは売上高変動費率の低下によるところが大きい。
- 商品価格(原材料費)の上昇は費用引下げに最も寄与が高かった変動費の上昇へつながる可能性が高い。97 年以降の売上高固定費の上昇程度が相対的に高く、既に売上高変動費率の下げ止まりの様相が顕著な中小企業では、商品価格の上昇が収益圧迫に直結する。固定費の削減にも一服感がうかがえるが、再度削減に追込まれる可能性もある。
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