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- 年金改革ウォッチ 2014年7月号~ポイント解説:足下の給付水準が上がった理由
1 ―― 先月までの動き
6月3日、約3か月ぶりに社会保障審議会年金部会が開催され、財政検証とオプション試算の結果が公表されました。また、社会保障審議会企業年金部会も約2か月半ぶりに開催され、今後は制度論について議論を進めていくことが確認されました。
2 ―― ポイント解説:足下の給付水準が上がった理由
6月3日に財政検証とオプション試算の結果が公表されました。その概要は別稿を参照頂くこととし、本稿では、重要性の割にあまり認知されていない「足下の本来水準の給付水準上昇」を解説します。
財政検証結果では、重要なことが特に説明なく記載されていることがあります。前回(5年前)のそれは「基礎年金と厚生年金の給付削減の差」で、2年前の一体改革でようやく議論の表舞台に出てきました。今回は、この「足下の本来水準の給付水準上昇」が、今後の議論の対象に加わると予想されます。
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03-3512-1859
- 【職歴】
1995年 日本生命保険相互会社入社
2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)
【社外委員等】
・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)
【加入団体等】
・生活経済学会、日本財政学会、ほか
・博士(経済学)
(2014年07月01日「保険・年金フォーカス」)
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