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リハビリテーションの浸透-患者のQOLの改善は進むか?

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
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日本では、人口の高齢化が進んでいる。それとともに、高齢患者も増加している。近年、医療技術が進歩し、一命を取りとめるケースが増えた。ただし、死亡を免れても麻痺が残るなど、完治せずに、要介護状態となる場合は多い。患者の生活の質(Quality Of Life, QOL)を回復するために、リハビリテーションが重要となる。本稿では、理学療法士、作業療法士等に焦点を当てて、リハビリテーションの現状を見ていくこととする。
■目次
1――はじめに
2――リハビリテーションスタッフの現状
1|医療スタッフは資格に応じてリハビリテーションの専門分野で機能を発揮している
2|各医療スタッフとも、病院勤務割合が高く、在宅医療・介護への従事は限られている
3――医学的リハビリテーションの取組み
1|リハビリテーションでは、チーム医療が古くから根付いている
2|患者の自宅や介護施設で、リハビリテーションの浸透が図られている
4――リハビリテーションスタッフの拡充
1|リハビリテーションスタッフの需要は高まっている
2|リハビリテーションスタッフの供給は、すぐには拡大しない
3|リハビリテーションスタッフの資格試験の合格率は低迷
4|有資格者の1割以上は就業していない
5|リハビリテーションスタッフの社会的認知度が低いことが、根本的な課題
5――おわりに (私見)
(2016年11月14日「基礎研レター」)

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
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