- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 日本経済 >
- 景気ウォッチャー調査(16年9月)~台風や残暑の影響が下押しも、持ち直しの基調は変わらず
3.景気の先行き判断DI:3ヵ月連続の改善、先行きも持ち直しが続く
企業動向関連では、「中国経済がまだまだ悪化していくのではないかとの声があちこちから聞こえる。客からも良い情報が入ってこない」(九州・その他製造業)といったように、引き続き海外経済の動向に対する懸念がみられる一方で、「年末年始の旅行は前年と比較して予約が若干増加傾向にあるので期待が持てる」(中国・都市型ホテル)など年末年始の季節需要を指摘するコメントが散見された。このほか、「低金利で借換需要はあるが、新規の顧客はなかなか見つからない。先行き不安の状況で、不動産のような大きなものは、もう少し様子を見ようという傾向がみられる」(四国・不動産業)など住宅投資を手控える動きがみられるとのコメントが多く寄せられ、住宅市場にやや頭打ち感も見られ始めている。
雇用関連では、「求人活動が活発な警備業や人材派遣業を含むサービス業や、コンビニなど新店舗開店が相次ぐ卸売小売業などを中心として、新規求人数の増加は今しばらく続く」(中国・職業安定所)など、先行きも人手不足感の強まりが景況感を下支えする模様である。
このレポートの関連カテゴリ
岡 圭佑
研究・専門分野
(2016年10月12日「経済・金融フラッシュ」)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月17日
マレーシア経済:24年1-3月期の成長率は前年同期比+4.2%~堅調な個人消費と輸出の回復により成長加速 -
2024年05月17日
韓国政府と医療界が医学部の入学定員増案で対立、医療空白が長期化-日本の事例を参考に事態の解決を- -
2024年05月17日
2024・2025年度経済見通し(24年5月) -
2024年05月17日
米住宅着工・許可件数(24年4月)-着工件数は前月から増加も市場予想を下回る -
2024年05月17日
女性の「定年」への意識~「中高年女性会社員の管理職志向とキャリア意識等に関する調査~『一般職』に焦点をあてて~」より(7)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【景気ウォッチャー調査(16年9月)~台風や残暑の影響が下押しも、持ち直しの基調は変わらず】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
景気ウォッチャー調査(16年9月)~台風や残暑の影響が下押しも、持ち直しの基調は変わらずのレポート Topへ