2013年07月19日

「日本再興戦略」に盛り込まれたロボット開発への期待-介護や医療領域からインフラ点検や農林水産領域まで-

社会研究部 准主任研究員   青山 正治

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■要旨

6月14日に「第三の矢」として「日本再興戦略」が閣議決定された。その内容は非常に多岐にわたるが、「成長への道筋」として整理され、大きく3つのアクションプランにより成り立っている。その一つである「戦略市場創造プラン-課題をバネに新たな市場を創造」の「テーマ1:国民の「健康寿命の延伸」の中にロボット介護機器(介護ロボット)等が組み込まれた。そこでは、2013年度より開始された経済産業省のロボット介護機器開発等の内容がほぼそのまま「ロボット介護機器開発5カ年計画」として組み込まれた。この他にも認証体制など開発環境の整備や国際共同開発等も、工程表に記載された。さらに、医療領域の手術支援のロボットやニューロリハ用のロボット開発も同テーマ内に記載された。

これら、介護領域や医療領域のロボット開発の他にも、ロボット開発が期待されている領域が2つ記載されている。一つは近年、老朽化が社会問題化している社会インフラの点検・補修領域であり、二つ目は、農林水産領域である。

今後、人と共生するロボットや多様な領域でのロボットの開発が進展しようが、少子高齢化の進む社会全体で、ロボットやロボット技術を上手に活用していくための議論や検討なども必要ではないだろうか。

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社会研究部   准主任研究員

青山 正治 (あおやま まさはる)

研究・専門分野
少子高齢社会・社会保障

(2013年07月19日「基礎研レポート」)

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