- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 日本経済 >
- アベノミクスと公的年金の関係 - 物価や賃金が上昇すると公的年金はどうなるのか?
■要旨
安倍政権の発足から約半年が経過した。アベノミクスの3本の矢のうち、「機動的な財政政策」については2月に緊急経済対策を盛り込んだ2012年度補正予算、5月に2013年度予算が成立、「大胆な金融政策」については4月に日本銀行が量的・質的金融緩和政策の導入を決定したことにより、2本の矢が既に実行されている。そして、先日発表された「民間投資を喚起する成長戦略」によって、3本の矢の全てが出揃った。
具体的な政策の一部を見ると、金融政策では2年で2%の物価上昇を目指しているが、物価の動きを見ると、円高の修正により、ガソリンなどのエネルギー価格や小麦などの食料品などの輸入品が値上がり傾向となっている。また、アベノミクスにより景気回復が進めば、自律的な物価上昇も想定される。加えて、2014年4月に8%、2015年10月に10%への消費税率引上げによる物価の上昇も見込まれる。様々な要因、経路を通じての物価上昇が我々の生活に影響を及ぼすことは避けられそうもない。
そこで、本レポートでは、今後の物価見通し、物価変動と公的年金の支給額の関係、並びに公的年金の財政との関係を整理し、影響を見る。
このレポートの関連カテゴリ
新美 隆宏
研究・専門分野
(2013年06月18日「保険・年金フォーカス」)
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月09日
フィリピン経済:24年1-3月期の成長率は前年同期比5.7%増~財輸出が回復して成長率が小幅に上昇 -
2024年05月09日
2024年4月、グローバル株式市場は反落 -
2024年05月09日
曲線にはどんな種類があって、どう社会に役立っているのか(その5)-サイクロイド(その性質等)- -
2024年05月09日
「新築マンション価格指数」でみる東京23区のマンション市場動向【2023年】(2)~コロナ禍以降、「駅近」志向が高まる一方、「住居の広さ」と「中心部までのアクセス」への評価は揺り戻しの動きも -
2024年05月09日
基礎研REPORT(冊子版)5月号[vol.326]
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【アベノミクスと公的年金の関係 - 物価や賃金が上昇すると公的年金はどうなるのか?】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
アベノミクスと公的年金の関係 - 物価や賃金が上昇すると公的年金はどうなるのか?のレポート Topへ