2011年01月04日

公平と正義と年金

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あなたが自分自身の分を含めて皆の報酬を決める立場だとしよう。あなたが経済学で言う公平(フェアネス)であるならば、均等とは言わないまでも、分け隔てなく報酬を配分するだろう。あなたに経済学で言う正義(ジャスティス)があるならば、働いた分、リスクをとった分に応じて適切に報酬を支払うだろう。
先日、一生懸命働いている若者よりも、年金生活の退職者の収入の方が多いという報道があった。わが国全体がそうであるとは言わないまでも、否定できない傾向であろう。それでは、わが国の公的年金に公平や正義が欠けているであろうか。それともこれらは年金では考えるべきことではないのだろうか。
社会保障制度である公的年金は、支払った保険料に対する受取る給付というお金の関係だけで制度の是非を語るべきでないと言われる。そうはいっても、今の公的年金に公平や正義の考えが十分に反映されているとも思われない。わが国は民主主義の国であり、国の制度は投票によって決まる。それでは我々国民に公平や正義、まともなお金の感覚がないのだろうか。あるいは、一人一人にはあるとしても、集団になると反映できなくなるのだろうか。それとも、今の政治システムにこれらが欠けているのであろうか。

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