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- 商業販売統計10年5月~小売業は、前月比で5ヵ月ぶりに減少
■見出し
・小売業は、前月比で5ヵ月ぶりに減少
・下げ止まりつつある百貨店
■introduction
6月28日に経済産業省から公表された10年5月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比2.8%の11兆440億円と、5ヵ月続けて増加したものの、季節調整済前月比では▲2.0%と5ヵ月ぶりの減少となった。物価変動の影響を除いた実質値(当研究所試算値)では前年比3.1%と、12ヵ月連続の増加となったが前月に比べて伸びは縮小した。
業種別では、飲食料品小売業が前年比▲0.4%と5ヵ月ぶりに減少した結果、公表されている7業種中3業種で減少となった。また、自動車小売業が前年比13.3%(4月:19.5%)、機械器具小売業が前年比5.8%(4月:13.8%)と高い伸びを維持したものの、エコカー減税、エコポイントなどの政策効果が一巡しつつあることから増加幅は前月から縮小した。寄与度別では、自動車小売業が1.4%、燃料小売業が1.7%、機械器具小売業が0.3%消費を押し上げた。
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