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- 商業販売統計09年6月~小売業は一部に持ち直しの動き
■見出し
・小売業は一部に持ち直しの動き
・コンビニエンスストア販売額(既存店)が14ヶ月ぶりに前年比減少
■introduction
7月29日に経済産業省から公表された09年6月の商業販売統計速報によると、小売業販売額は前年比▲3.0%の10兆6480億円、10ヶ月連続の減少となった。このところ縮小傾向にあった悪化幅は、09年2月以来、4ヶ月ぶりに拡大した。また、季節調整済前月比は▲0.3%となり、3ヶ月ぶりに減少に転じた。ただし、金額ベースでの落ち込みは、物価下落の影響を強く受けており、物価変動の影響を除いた実質(当研究所試算値)の伸びは、2月に前年比▲5.7%となった後、4ヶ月連続してマイナス幅が縮小し、6月には、同▲1.3%(6月の消費者物価は当研究所予測値を使用)となった。
業種別には、機械器具小売業(前年比0.8%、5月:同▲1.4%)、ガソリンスタンドなどの燃料小売業(同▲5.5%、5月:同▲12.7%)などに一部持ち直しの動きが見える一方、飲食料品小売業(同▲1.2%、5月:同0.1%)、繊維・衣服・身の回り品小売業(同▲5.7%、5月:同▲0.1%)では減少幅が拡大した。寄与度でみると、各種商品小売業が▲0.8%、燃料小売業が▲0.6%、飲食料品小売業が▲0.4%小売業販売額を押し下げた。
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