- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 財政・税制 >
- 金利上昇局面における財政再建
デフレからの脱却により、今後、金利が上昇し、長期的に名目成長率の水準を上回るとすれば、財政再建の目標である「2010年代半ばにおける債務残高GDP比の低下」には、持続的に相応のプライマリーバランスの黒字幅を達成する必要がある。
仮に、1980年代以降の平均である、金利が成長率を1%程度上回る状況が続くとすれば、債務残高GDP比の低下には、GDP比で約2%程度の黒字が必要になる。
今後の財政再建に向けては、金利が成長率を上回るという前提のもとで、「債務残高GDP比の低下」にどの程度の追加的な歳出削減と増税が必要になるかという、プライマリーバランス均衡後の政策のあり方についても現時点から検討を深めていくべきである。
篠原 哲
研究・専門分野
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月01日
ユーロ圏消費者物価(24年4月)-総合指数は横ばい、コア指数は低下 -
2024年05月01日
ユーロ圏GDP(2024年1-3月期)-前期比0.3%、プラス成長に転じる -
2024年05月01日
宿泊旅行統計調査2024年3月~物価高が逆風となり日本人延べ宿泊者数(前年比)は3ヵ月ぶりのマイナス~ -
2024年04月30日
ドイツのリースター年金改革案に思う-終身性と安定性なくして年金制度の手本たりうるか- -
2024年04月30日
2024年1-3月期の実質GDP~前期比▲0.4%(年率▲1.6%)を予測~
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【金利上昇局面における財政再建】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
金利上昇局面における財政再建のレポート Topへ