2004年07月16日

最近の米国経済・金融動向 ~注目集めるFRBの舵取り

  土肥原 晋
  熊谷 潤一

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<米国経済の動き>

  • 米国では、1-3月期GDPが下方修正され、3.9%と3四半期ぶりに4%台を割り込んだ後、3~5月と3ヵ月連続で急回復を見せた雇用増が一服する等、最近発表された経済指標はやや弱めのものが多くなった。しかし、一時的な要因によるものも多く、景気の堅調持続に否定的な見方は少ない。既に、FRBは6月末の利上げで長期にわたった金融緩和策の修正に動いており、今後は、インフレ動向やFRBの政策の舵取りがこれまで以上に注目される局面に入ってきたと言えよう。

<米国金融市場の動き>

  • FRBが4年ぶりに利上げに動いたものの、米国経済に今後予想以上の減速感が出てくれば、今後の利上げテンポが現状のコンセンサスを下回り、過大な期待が剥落することで長期金利が予想外に下振れる可能性は残されている。
  • 最近の動きは、こうしたシナリオに沿って10年国債利回りが結局4%台にとどまる可能性が排除できないことを物語っているのではないだろうか。
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