2000年11月25日

国内株式市場で存在感を増す海外投資家

  鈴木 陽司

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■目次

1. 海外投資家の売買動向
2. 二極化する投資家行動
3.存在感を増す海外投資家
4.まとめ

■introduction

90年代以降、日本の株式市場においては、海外投資家の売買動向が、その浮沈に大きく寄与してきたといえよう。特に、最近まで、国内の金融機関・事業法人が株式の持ち合い関係を解消し、株式の売却を進める一方で、海外投資家が買い手の中心となり、株式市場を支えてきた。
しかし、99年度に約7兆5,000億円と過去最高の買い越し水準になるなど、積極的な買い入れを行ってきた海外投資家は、2000年度に入って売りに転じた。米国の株式市場が、景気減速懸念から大幅に下落したことに伴い、株価が急伸した日本の情報通信関連株などを、利益確定のために売り急いだことが背景にあり、その規模は、2000年4~6月期で、約2兆3,000億円にものぼった(7~9月期は約5,000億円の売り越し)。これが個人投資家のろうばい売りを誘い、株式市場下落に拍車をかけたことは記憶に新しい(図表-1)。このように、海外投資家の日本の株式市場における影響は大きいと思われることから、株式市場における海外投資家動向を調べてみたい。

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