1989年11月01日

日中高齢化社会対応シンポジウム報告

  丸茂 恭敬

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■見出し

1.はじめに
2.中国の高齢化と社会保障制度の概観
3.シンポジウムの構成
4.シンポジウム討論の要約
5.おわりに

■はじめに

「21世紀における日中両国の社会発展―高齢化社会をいかに迎えるか―」と題した日中高齢化社会対応シンポジウムは、中国社会科学院日本研究所、日本生命保険板互会社、およびニッセイ基礎研究所の共催により、4月12日、13日の両日、北京の人民大会堂で開催された。この開催時期は、極めてエポックメーキングなものであったと言えよう。なぜなら、このシンポジウムが終了した直後の4月14日に中国政府は中国人口が11億人を突破したことを発表し、人口超大国における高齢化対策の重要性をあらためて多くの人々が認識したこと。そして、もう一つは、同じく直後の4月15日に胡耀邦氏が死去し、それを機に民主化要求を掲げる学生、市民運動が北京、上海等を中心に盛り上がり、やがて天安門事件を経て中国が硬化路線に傾斜していったからである。つまり、このシンポジウムは、中国の民主化運動が頂点近に達した時期に行われた国際シンポジウムであり、内容としても、高齢化対策のための中国経済活性化・自由化が大いに論議されただけに意義深いものがある。ニッセイ基礎研究所はすでに、このシンポジウムの報告書として記念論文集を発刊しているが、報告論文だけで17編にものぼるだけに、今回シンポジウム討論の内容だけを紹介すべく、このレポートを作成した。ただ、討論時閣についても、延べ14時間にわたるだけに、その全容を伝えるには限界があり、その活発な討議の中に、中国の高齢化問題の現状を感じとっていただければ幸いである。

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