2023年09月13日

生活習慣病リスクを高める量の飲酒をはじめた人の生活習慣と環境の変化~生活習慣や仕事量、家族構成に変化

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子

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■要旨

生活習慣病リスクを高める量の飲酒をする人の割合は、男性では横ばいで推移しているが女性では近年上昇している。しかし、企業や自治体による健康維持・増進政策において、適量の飲酒を勧める取組みは少なく、食習慣の見直しの一つとして適量の飲酒を啓蒙することに留まっていることが多い。また、生活習慣病リスクを高める量の飲酒をする人の特徴や生活習慣などの情報も少ない。

どういった機会に生活習慣病リスクを高める量の飲酒を行うようになるのだろうか。本稿では、前年にはリスクを高める量の飲酒を行っていなかったのに翌年にはリスクを高める量の飲酒を行うようになった人の生活習慣や生活環境の特徴を男女別に分析することで、過度な飲酒に移行するきっかけを知る一助としたい。

■目次

生活習慣病リスクを高める量の飲酒をする人の割合は…
1――はじめに
2――使用したデータと分析方法
  1|使用したデータ
  2|分析方法
3――回帰の結果
4――おわりに
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保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

村松 容子 (むらまつ ようこ)

研究・専門分野
健康・医療、生保市場調査

経歴
  • 【職歴】
     2003年 ニッセイ基礎研究所入社

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