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気候変動と酷暑-「今年7月は観測史上最も暑い月」 との予想も
保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也
今年も7月下旬に全国的に梅雨明けとなり、本格的な夏を迎えた。各地で猛烈に気温が上昇しており、熱中症による搬送者の急増が起こっている。
近年の気温上昇は、気候変動問題、特に地球温暖化問題と関連付けて見られることが一般的だ。今回は、気候変動と酷暑の関係について見ていこう。
■目次
1――はじめに
2――IPCCのレポート
1|19世紀後半に比べて、10年に一度の大雨が発生する確率が1.3倍、降水量は6.7%増加
2|熱波は、温暖化に伴う発生頻度の増加が大きい
3――今夏の世界の熱波
1|南欧で猛暑が続いている
2|中国では最高気温が52℃超を記録した地点も
3|アメリカでは世界最高気温の更新の可能性も
4――「今年7月は観測史上最も暑い月」
5――日本の酷暑
6――日本の気温上昇の行方
7――酷暑が保険に与える影響
1|農業保険の保険金支払いが増加する恐れ
2|熱中症により医療保険等の保険金支払い増の懸念
3|再保険を通じて海外の保険事故の多発が国内に波及する可能性も
8――おわりに (私見)
参考文献
保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員
篠原 拓也 (しのはら たくや)
研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務
03-3512-1823
- 【職歴】
1992年 日本生命保険相互会社入社
2014年 ニッセイ基礎研究所へ
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
公式SNSアカウント
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