2022年12月13日

気候変動リスクとモデリング-「チャレンジャーモデル」でモデルリスクを検証

保険研究部 主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員 篠原 拓也

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■要旨

近年、気候変動問題への注目度が高まっている。気候変動リスクについても管理方法の高度化が進んでいる。保険会社でも、リスクの認識、評価、対応の高度化を図る動きが始まっている。

イギリスでは、アクチュアリー会が、気候変動実務ガイドを公表した。

本稿では、このガイドを参考に、気候変動リスクの保険への影響について、みていくこととしたい。

■目次

1――はじめに
2――気候変動リスクの特徴
  1|物理的リスク : 急性リスクと慢性リスクの区別が必要
  2|移行リスク : 人間社会の取り組みの不確実性もリスク要因
  3|法令・風評リスク : 突如出現して難しい対応を迫られる場合も
  4|気候変動リスクは “システミックリスク”
  5|保険会社のリスク種類ごとに、気候変動リスクとの関連性の強さが異なる
3――気候変動リスクの管理
  1|気候変動リスクの管理はシナリオ分析が中心
  2|気候変動リスクの標準的モデリング手法は確立していない
4――気候変動のモデルリスク
5――モデルリスクに関する考慮事項
6――おわりに (私見)
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保険研究部   主席研究員 兼 気候変動リサーチセンター チーフ気候変動アナリスト 兼 ヘルスケアリサーチセンター 主席研究員

篠原 拓也 (しのはら たくや)

研究・専門分野
保険商品・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1992年 日本生命保険相互会社入社
     2014年 ニッセイ基礎研究所へ

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員

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