- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 暮らし >
- 若年層市場・マーケット >
- なぜ、オタク市場調査の結果が発表されると批判的な意見で溢れるのか
なぜ、オタク市場調査の結果が発表されると批判的な意見で溢れるのか
生活研究部 研究員 廣瀨 涼
2004年に野村総合研究所がオタク市場に関する調査を大々的に行って以後、オタクに関する定量的調査は様々なシンクタンクや研究所によって行われている。特に昨今ではオタクという言葉が一般化したことにより、オタク市場の研究は以前に増して注目を浴びる機会が増えている。しかし、注目されればされるほど、ネットでのオタクによる批判的な反応は大きくなるばかりである。彼らの批判は総じて、調査結果として出てくるオタクの(年間)消費金額や、オタ活に費やす平均時間が彼らの体感よりも少な過ぎるという意見なのである。しかし、その理由は明確で、ほとんどの調査において、その対象者が『オタクを自称する消費者』となっているからである。本稿では、『オタクを自称する消費者』と『従来からのオタク』の違いについて、オタクという言葉の使われ方の変遷に触れながら、解説したい。
■目次
1――はじめに
2――オタクという言葉はどのように使われてきたのか
3――なぜ、オタク人口は増えた(ように見える)のか?
4――なぜ、批判的な意見が散見されるのか
5――まとめ
03-3512-1776
- 【経歴】
2019年 大学院博士課程を経て、
ニッセイ基礎研究所入社
・令和6年度 東京都生活文化スポーツ局都民安全推進部若年支援課広報関連審査委員
【加入団体等】
・経済社会学会
・コンテンツ文化史学会
・余暇ツーリズム学会
・コンテンツ教育学会
・総合観光学会
公式SNSアカウント
新着レポートを随時お届け!日々の情報収集にぜひご活用ください。
新着記事
-
2024年05月17日
マレーシア経済:24年1-3月期の成長率は前年同期比+4.2%~堅調な個人消費と輸出の回復により成長加速 -
2024年05月17日
韓国政府と医療界が医学部の入学定員増案で対立、医療空白が長期化-日本の事例を参考に事態の解決を- -
2024年05月17日
2024・2025年度経済見通し(24年5月) -
2024年05月17日
米住宅着工・許可件数(24年4月)-着工件数は前月から増加も市場予想を下回る -
2024年05月17日
女性の「定年」への意識~「中高年女性会社員の管理職志向とキャリア意識等に関する調査~『一般職』に焦点をあてて~」より(7)
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2024年04月02日
News Release
-
2024年02月19日
News Release
-
2023年07月03日
News Release
【なぜ、オタク市場調査の結果が発表されると批判的な意見で溢れるのか】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
なぜ、オタク市場調査の結果が発表されると批判的な意見で溢れるのかのレポート Topへ