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わが国のホテル投資市場規模(2024年)

金融研究部 主任研究員 吉田 資
株式会社価値総合研究所 不動産投資調査事業部 事業部長 主任研究員 室 剛朗

株式会社価値総合研究所 不動産投資調査事業部 研究員 藤野 玲於奈

株式会社価値総合研究所 不動産投資調査事業部 研究員 宮野 慎也
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3.「収益不動産」の市場規模と延べ宿泊者数の関係
「延べ宿泊者数」を都道府県別にみると、「東京都」(約9.9千万人泊)が最も多く、次いで「大阪府」(約5.1千万人泊)、「北海道」(約4.0千万人泊)、「沖縄県」(約3.3千万人泊)、「京都府」(約3.2千万人泊)の順に多い(図表-10)。
また、「外国人比率」(「延べ宿泊者数」に占める外国人の割合)は、「東京都」(43.9%)が最も高く、次いで「京都府」(37.8%)、「大阪府」(37.0%)、「福岡県」(23.8%)、「北海道」(18.0%)の順に高い。そのほか、「山梨県(17.9%)」、「大分県(17.1%)」、「岐阜県(15.6%)」も相対的に比率は高い。
「延べ宿泊者数」を「外国人」と「日本人」に分けて、「収益不動産の資産規模」との関係をみると、「外国人」の方が、傾きの絶対値が大きく、相関係数も大きい結果となり、外国人延べ宿泊者数の多い都道府県では、収益不動産の資産規模が大きい傾向がみられた(図表-11(下段))。
10 薄色は見込値・予測値を表す。なお、予測値の推計方法は、日本人・外国人別に実施した。日本人延べ宿泊者数は可処分所得の変動が影響すると想定し、将来推計はOECDによる日本の可処分所得の予測値に基づき算出した。外国人延べ宿泊者数は政府目標(2030年訪日外国人旅行者数6,000万人)を達成すると仮定し将来推計を実施した。
(2025年05月16日「不動産投資レポート」)
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