- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 世界経済 >
- 図表でみる世界のGDP-日本が置かれている現状と世界のトレンド
図表でみる世界のGDP-日本が置かれている現状と世界のトレンド

三尾 幸吉郎
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
- 世界のGDPを見ると、日本のシェアはじりじりと低下している一方、米国は上昇傾向を維持、中国は2021年をピークに低下し始めている。そして日本が置かれている経済、軍事、科学技術の環境はそれに応じて変化してきている。他方、一人当たりGDPを見ると、日本は中国と比べると2.5倍くらいの水準にあるが、米国と比べると4割弱にとどまる。
- GDPランキングを見ると、日本は米ドルベースでは4位、国際ドルベースでも5位と、依然として世界でもGDPが大きい国であると言って良いだろう。ただし、一人当たりGDP(米ドルベース)を見ると、ここもとの円安もあって、日本はG7で最下位の39位にとどまっており、韓国や台湾よりも下に位置している。
- 現在、BRICSプラスの通貨は購買力平価より概ね割安である。それがG7にとってもBRICSプラスにとっても好都合だったからだ。ただし、米国で次期大統領に就任するトランプ氏は「製造大国の復活」を公言しているので、1985年に起きたプラザ合意のような通貨の水準訂正が起きる可能性が排除できない。今後の成り行きを注視していきたい。
■目次
1――日本が置かれている現状
2――国・地域別に見たランキング
3――G7とBRICSプラスの比較
(2024年12月16日「基礎研レター」)
三尾 幸吉郎
三尾 幸吉郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/04/15 | 図表でみる世界の民主主義-日本の民主主義指数は上昇も、世界平均は低下。世界ではいったい何が起きているのか? | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/12/16 | 図表でみる世界のGDP-日本が置かれている現状と世界のトレンド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/07/30 | 図表でみる世界の人口ピラミッド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/04/05 | 不動産バブルの日中比較と中国経済の展望 | 三尾 幸吉郎 | 基礎研マンスリー |
新着記事
-
2025年04月17日
「新築マンション価格指数」でみる東京23区のマンション市場動向【2024年】~都心は価格上昇が加速。一方、下期にかけて南西部は伸び率鈍化、北部と東部は下落に転じる。 -
2025年04月17日
令和の米騒動が起きた背景と農業の現状~米の価格高騰はなぜ起きた?~ -
2025年04月17日
貿易統計25年3月-1-3月期の外需寄与度は前期比▲0.6%程度のマイナス、4月以降の輸出の落ち込みは不可避 -
2025年04月16日
インド消費者物価(25年3月)~3月のCPI上昇率は+3.3%、約6年ぶりの低水準に -
2025年04月16日
公取委、Googleに排除命令-その努力と限界
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
-
2024年07月01日
News Release
【図表でみる世界のGDP-日本が置かれている現状と世界のトレンド】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
図表でみる世界のGDP-日本が置かれている現状と世界のトレンドのレポート Topへ