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年金基金規制の見直しの検討状況(欧州)-欧州委員会の要請を受けたEIOPAの勧告

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩
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EUにおける年金基金の健全性の確保に関して、2023年9月28日に、EIOPA(欧州保険・企業年金監督機構)が、職域年金基金指令(IORP II)の今後の見直しの方向性について公表しているので、内容を紹介する。確定給付型から確定拠出型へのシフトの現状を反映すること、サステナビリティにも配慮すべきことなどが盛り込まれている。
■目次
1――年金基金の健全性規制の見直しの最近の動き
2――見直しの主要な項目
1|プロポーショナリティ
2|流動性リスク
3|年金基金運営の確実な実施と、サービスプロバイダーとの利益相反の管理
4|データの有効活用
5|リスク評価の標準化
6|国をまたがる活動と資金移動
7|加入者と年金受給者への情報提供とその他の取扱い要件の改善
8|確定給付年金から確定拠出年金へのシフト
9|サステナビリティ
10|ダイバーシティとインクルージョン
3――おわりに
(2023年11月22日「基礎研レター」)

03-3512-1833
- 【職歴】
1987年 日本生命保険相互会社入社
・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
2012年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
・日本証券アナリスト協会 検定会員
安井 義浩のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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