2023年04月14日

生態系・生物多様性など自然関連リスクの保険部門への影響の検討(欧州)-EIOPAの検討文書の紹介

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩

文字サイズ

■要旨

2023年3月29日、EIOPAは、自然関連リスクと保険会社への影響に関するスタッフペーパーを発表した。生態系や生物多様性を保護することは、近年、気候変動対策において重要となっている。仮にもし放置すれば、金融・経済の安定を脅かす可能性がある。この点に関し保険部門が投資や保険引受において、どう貢献できるかを今後検討していくことが重要である。

■目次

1――自然関連リスクの影響の検討について
2――自然関連リスクの認識に関する現状など
  1|自然関連リスクが社会・経済にどのように関連するか
  2|気候と自然関連リスク
3――保険セクターと自然関連リスクとのつながり
4――リスクの評価方法
5――自然関連リスクの管理にむけたアプローチ
  1|自然関連リスクの目標と透明性の確保
  2|自然関連の投資と保険引受活動 
  3|自然関連リスクとその影響の健全性指標における取り扱い
6――おわりに
Xでシェアする Facebookでシェアする

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩 (やすい よしひろ)

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴
  • 【職歴】
     1987年 日本生命保険相互会社入社
     ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
     2012年 ニッセイ基礎研究所

    【加入団体等】
     ・日本アクチュアリー会 正会員
     ・日本証券アナリスト協会 検定会員

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【生態系・生物多様性など自然関連リスクの保険部門への影響の検討(欧州)-EIOPAの検討文書の紹介】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

生態系・生物多様性など自然関連リスクの保険部門への影響の検討(欧州)-EIOPAの検討文書の紹介のレポート Topへ