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気候関連情報に関する開示の強化(欧州)-銀行・証券・保険の監督者の合同声明

保険研究部 主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任 安井 義浩
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2023年3月13日、欧州監督当局(ESAs)は、欧州中央銀行(ECB)とともに、ストラクチャードファイナンス商品の気候関連情報開示に関する共同声明を発表した。ESGの高い基準を満たす金融商品への投資は重要性を増しており、その中身に関する気候関連情報の開示が強化されつつある。また近年、気候変動におけるセクター毎の影響度合などを評価する一方で、逆にそれが派生した金融システム全体の脆弱性の検討も進んでいくと思われる。
■目次
1――ストラクチャードファイナンスに関する気候関連情報開示の強化に関する声明
2――声明の内容
1|証券化資産には気候関連データの強化が必要
2|ESAsとECBが、ストラクチャードファイナンス商品に対する、より適切で的を絞った
開示をサポート
3|性質・規模・複雑さなどに応じた、標準化され、容易にアクセスできるデータ
4|類似の商品に対する一貫した調和のとれた要件を促進することにより、公平な競争
条件を促進
3――おわりに
(2023年03月27日「基礎研レター」)

03-3512-1833
- 【職歴】
1987年 日本生命保険相互会社入社
・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
2012年 ニッセイ基礎研究所
【加入団体等】
・日本アクチュアリー会 正会員
・日本証券アナリスト協会 検定会員
安井 義浩のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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