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外国人政策に係る言葉の曖昧さ-移民、単純労働、高度人材とは?
総合政策研究部 准主任研究員 鈴木 智也
外国人政策に係る言葉には、定義が曖昧なものが少なくない。このような定義の曖昧さは、政策を推進する政治的な知恵として、合意形成に活かされて来た面はあるものの、制度と現実の間に乖離を生み、課題が生じた際に対応の遅れにつながることが懸念される。
本稿では、外国人政策に係る言葉の曖昧さについて確認し、日本で一般的に用いられる言葉のイメージとの違いを明らかにし、政策議論における言葉の定義の重要性について考察する。
■目次
1――はじめに
2――移民とは?
1|国際連合(UN)に基づく定義
2|国際移住機関(IOM)に基づく定義
3|日本(政府・与党)における定義
3――単純労働とは?
1|国際標準分類(ISCO)に基づく定義
2|日本における単純労働の位置づけ
4――高度人材とは?
1|国際標準分類(ISCO)に基づく定義
2|日本(在留資格)における定義
3|政策上の想定と異なる現状
5――おわりに
(2023年03月31日「基礎研レター」)
03-3512-1790
- 【職歴】
2011年 日本生命保険相互会社入社
2017年 日本経済研究センター派遣
2018年 ニッセイ基礎研究所へ
2021年より現職
【加入団体等】
・日本証券アナリスト協会検定会員
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