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健康投資管理会計ガイドラインについて〔3〕-健康投資管理会計ガイドラインの第4章から第8章
小林 直人
本稿では、前項に続き、「4.健康投資の考え方」(第4章)、「5.健康投資効果の考え方」(第5章)、「6.健康資源の考え方」(第6章)、「7.企業価値の考え方」(第7章)、「8.社会的価値の考え方」(第8章)の内容について経済産業省のホームページをもとに紹介する。
健康経営戦略に基づき、従業員等の健康の保持・増進を目的として投下された取組の費用を健康投資として計上し、費用には、単に外部へ支出する費用だけでなく、働く環境や健康意識の向上に向けた企業等の内部における様々な取組等の費用を含む。
健康投資を行った結果としてもたらされる従業員等の取組状況、生活習慣、健康状態や組織の活力等の保持・増進を健康投資効果とする。
健康投資及び健康投資効果によって形成される、企業等の内部の健康の保持・増進に資する財務的・非財務的な資源を健康資源とし、性質に応じて環境健康資源、人的健康資源に分けられる。
健康投資効果や健康資源の形成・蓄積が要因の一部となって表れる各種の財務指標・経営指標のほか、情報開示や対話によって各市場から受ける評価を企業価値とする。
健康経営を行う企業等が、地域や社会全体に肯定的な影響を与えることで、社会における様々な課題の解決(地域や日本全体の健康寿命の延伸、社会保障費の適正化等)につながっている波及効果を社会的価値とする。
■目次
1――「はじめに」
2――健康投資管理会計ガイドラインの内容
1|健康投資管理会計ガイドライン「4.健康投資の考え方」(第4章)
2|健康投資管理会計ガイドライン「5.健康投資効果の考え方」(第5章)
3|健康投資管理会計ガイドライン「6.健康資源の考え方」(第6章)
4|健康投資管理会計ガイドライン「7.企業価値の考え方」(第7章)
5|健康投資管理会計ガイドライン「8.社会的価値の考え方」(第8章)
3――おわりに
* 「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
小林 直人
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