- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 経済 >
- 中国経済 >
- 最近の人民元と今後の展開(2019年春季号)~近づく米中首脳会談、人民元に関する合意に注目!
2019年04月10日
文字サイズ
- 小
- 中
- 大
■要旨
■目次
1――最近の人民元
2――今後の展開
- 19年3月末の人民元レート(対米ドル、基準値、中国外貨取引センター)は1米ドル=6.7335 元で取引を終えた。19年初来の米ドルに対する変化率を見ると、ユーロや日本円など主要通貨が軟調に推移する中で、人民元は逆に2.2%上昇した。そして、人民元のユーロや日本円に対するレートは3%前後上昇することとなった。
- 19年末に向けての人民元レートは、米中長期金利差の縮小が止まる可能性が高いと見て、横ばい圏での推移を予想している(想定レンジは1米ドル=6.5~6.9元)。但し、米中貿易協議が一旦合意したとしても、米中間に横たわる根本的な経済構造問題は残るため、貿易不均衡是正は一時的なものに留まり、いずれは購買力平価(PPP)基準で見た人民元の割安感に焦点が当たって、人民元高に振れる可能性がある点には注意が必要である。近々開催が見込まれる米中首脳会談では、米中貿易協議の中盤(19年2月下旬)に報道されていた「人民元安誘導の制限」とは何を指すのかに注目している。
■目次
1――最近の人民元
2――今後の展開
(2019年04月10日「基礎研レター」)
このレポートの関連カテゴリ
三尾 幸吉郎
三尾 幸吉郎のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
---|---|---|---|
2025/05/23 | 図表でみる世界の外為レート-世界各地の通貨をランキングすると、日本円はプラザ合意を上回るほどの割安で、人民元はさらに安い | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2025/04/15 | 図表でみる世界の民主主義-日本の民主主義指数は上昇も、世界平均は低下。世界ではいったい何が起きているのか? | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/12/16 | 図表でみる世界のGDP-日本が置かれている現状と世界のトレンド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
2024/07/30 | 図表でみる世界の人口ピラミッド | 三尾 幸吉郎 | 基礎研レター |
新着記事
-
2025年06月20日
トランプ関税をオプションで考える-影響と対応のヒントを探る -
2025年06月20日
英国金融政策(6月MPC公表)-金利据え置きで従来の利下げペースを維持 -
2025年06月20日
保険会社の人工知能(AI)ガバナンスに向けた意見(欧州)-欧州保険協会の回答書より -
2025年06月20日
消費者物価(全国25年5月)-コアCPIは食料中心に上昇率拡大も、夏場には3%割れへ -
2025年06月19日
緊迫化する中東情勢、ドル円への影響は?~マーケット・カルテ7月号
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2025年06月06日
News Release
-
2025年04月02日
News Release
-
2024年11月27日
News Release
【最近の人民元と今後の展開(2019年春季号)~近づく米中首脳会談、人民元に関する合意に注目!】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
最近の人民元と今後の展開(2019年春季号)~近づく米中首脳会談、人民元に関する合意に注目!のレポート Topへ