2019年01月07日

データで見る「夫婦の働き方」と子どもの数-超少子化社会データ考-変わる時代の家族の姿

生活研究部 人口動態シニアリサーチャー 天野 馨南子

文字サイズ

■要旨

1980年代以降、非農林業において日本の夫婦の働き方は大きな変貌を遂げた。
本レポートは、データによって夫婦の働き方の変化、そしてそのことによる「夫婦の持つ子どもの数」について生じやすい誤解の真実の姿、を詳らかにすることを目的としている。
 
データからは、夫婦の働き方改革がもつ「結婚に踏み切れない若者たちの未婚化」「夫婦のもつ子どもの数に関する少子化」解決への可能性が示唆されている。
 
「変わる時代の夫婦の姿」を客観的データによって正しく認識することが、日本の人口減少問題の突破口の1つとなることを願いたい。

■目次

はじめに - 64%が共働き世帯
1――夫婦の働き方と「子どものいない」世帯割合
2――夫婦の働き方と「子あり世帯の子どもの数」
3――夫婦の働き方と子どもの数の背景~変わる「理想の夫婦」像
  1|専業主婦希望の若い女性は18%
  2|専業主婦希望の未婚男性は、どの年齢層も1割程度
4――おわりに
Xでシェアする Facebookでシェアする

生活研究部   人口動態シニアリサーチャー

天野 馨南子 (あまの かなこ)

研究・専門分野
人口動態に関する諸問題-(特に)少子化対策・東京一極集中・女性活躍推進

公式SNSアカウント

新着レポートを随時お届け!
日々の情報収集にぜひご活用ください。

週間アクセスランキング

レポート紹介

【データで見る「夫婦の働き方」と子どもの数-超少子化社会データ考-変わる時代の家族の姿】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。

データで見る「夫婦の働き方」と子どもの数-超少子化社会データ考-変わる時代の家族の姿のレポート Topへ