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中国経済:景気指標の総点検(2018年冬季号)~新たに開発した「景気インデックス」は6ヵ月連続低下し6.38%!
三尾 幸吉郎
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以上で概観した景気10指標を、それぞれ3ヵ月前と比べて上向きであれば“○”、下向きであれば“×”として一覧表にしたのが図表-9である。需要面をみると、小売売上高は3ヵ月連続で“×”となり減速傾向が鮮明、輸出も11月には“×”に転じた。一方、固定資産投資は3ヵ月連続で“○”となり持ち直してきている。供給面をみると、2ヵ月連続で“○”だった工業生産が11月に“×”に転じたのに加えて、製造業PMIは6ヵ月連続で“×”、非製造業PMIも5ヵ月連続で“×”となっており、供給面の悪化は顕著である。その他の景気指標(電力消費量、道路貨物輸送量、工業生産者出荷価格、通貨供給量)をみると、11月は4つが揃って“×”となった。まだ1ヵ月だけなので、12月には反動で“○”になる可能性があるものの、今後の動きを注視する必要があるだろう。
3.「景気インデックス」は6ヵ月連続低下し6.38%!
ちなみに、その推計結果と経済成長率の関係をみると(図表-10)、17年以降おおむね6%台後半で推移していた「景気インデックス」は、18年5月の6.83%を直近ピークとして低下し始め、9月には6.47%と18年の成長率目標である「6.5%」をやや下回り、その後も10月は6.41%、11月は6.38%と低下傾向が続いている。ご参考になれば幸いです。
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
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(2018年12月21日「Weekly エコノミスト・レター」)
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