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- 中国生保市場、世界2位に【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(32)
2018年08月21日
■要旨
■目次
1-2017年、世界における生保市場のシェアは12.0%で、2位に
2-生保収入保険料の増加は前年比20%を上回り、他国を凌ぐ高成長を維持
3-2000年以降、シェアは10ポイント以上上昇、但し世界の市場は多様化へ
4-保険の普及は世界平均以下
5-Fortune Global 500-中国の保険会社7社がランクイン、成長の鍵はITとの融合
- 2017年、中国の生命保険市場の規模は、米国に次いで世界2位となった。 生保市場はこれまで長らく米国、日本、英国が上位を占めており、中国が3位に浮上したのは2016年である。
- 中国はその翌年(2017年)に日本を抜いたことにより、生保・損保とも世界2位の市場規模となった。
- その背景としては、まず、国民の所得が向上する中で資産形成手段として生保への需要が高い点がある。
- 加えて、中国は少子高齢化が急速に進んでおり、国が社会保険の補完として保険商品への加入を奨励し、保険料の税制優遇策を相次いで導入している点も挙げられる。
- 更に、保険会社は保険事業とITの融合を急速に進め、インシュアテックを通じた新たな顧客層の取り込みや、関連のフィンテック事業に進出することで、近年、高い成長を維持してきたことも挙げられる。
■目次
1-2017年、世界における生保市場のシェアは12.0%で、2位に
2-生保収入保険料の増加は前年比20%を上回り、他国を凌ぐ高成長を維持
3-2000年以降、シェアは10ポイント以上上昇、但し世界の市場は多様化へ
4-保険の普及は世界平均以下
5-Fortune Global 500-中国の保険会社7社がランクイン、成長の鍵はITとの融合
(2018年08月21日「保険・年金フォーカス」)
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経歴
- 【職歴】
2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
(2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
(2019~2020年度・2023年度~)
・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
・千葉大学客員教授(2024年度~)
・千葉大学客員准教授(2023年度) 【加入団体等】
日本保険学会、社会政策学会、他
博士(学術)
片山 ゆきのレポート
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