- シンクタンクならニッセイ基礎研究所 >
- 不動産 >
- REIT(リート) >
- 第1四半期のJリート市場は7期ぶりに国内株をアウトパフォーム~海外資金の流入が市場を下支え
第1四半期のJリート市場は7期ぶりに国内株をアウトパフォーム~海外資金の流入が市場を下支え
金融研究部 不動産調査室長 岩佐 浩人
このレポートの関連カテゴリ
ところで、海外投資家によるJリート買いの理由の1つに、日米金融政策の方向性の違いに伴うJリート市場の割安感が挙げられます。
米国では金融政策の正常化の一環として政策金利の引き上げが継続的に行われていますが2、日本では現在の金融緩和が当面維持される見通しです。この結果、米国リート市場とJリート市場のイールドスプレッド(対10年国債利回り)を比較してみると、米国の1.9%に対して日本は4.1%と高い水準を確保しています。さらに今後の日米短期金利差の拡大を勘案すると、為替ヘッジ考慮後のJリート利回りは上昇し海外からみた魅力度がより高まることになります。
1 国内株式は2018年1月から3月第3週までの累計(東京・名古屋2市場、1部・2部・新興市場の現物株)
2 窪谷浩『【3月米FOMC】予想通り、政策金利を0.25%引き上げ。18年の年3回利上げ見通しは維持』ニッセイ基礎研究所、経済・金融フラッシュ、2018年3月22日
(お願い)本誌記載のデータは各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性と安全性を保証するものではありません。また、本誌は情報提供が目的であり、記載の意見や予測は、いかなる契約の締結や解約を勧誘するものではありません。
このレポートの関連カテゴリ

03-3512-1858
(2018年03月30日「研究員の眼」)
ソーシャルメディア
新着記事
-
2021年03月08日
2020年大阪府/転入超過数は前年の1.7倍 転入超過貢献エリアはどこなのか?―新型コロナ人口動態解説(4) -
2021年03月08日
J-REIT市場の動向と今後の収益見通し。5年間で12%成長を見込む~今年は横ばいも、来年以降回復に向かう見通し -
2021年03月08日
米雇用統計(21年2月)-雇用者数(前月比)は+37.9万人と4ヵ月ぶりの高い伸び、市場予想も大幅に上回る -
2021年03月05日
投信は低コスト化?それとも二極化?~2021年2月の投信動向~ -
2021年03月05日
米国株式インデックス投資、どれを選べば良いのか-S&P500 vs ダウ平均 vs ナスダック100
レポート紹介
-
研究領域
-
経済
-
金融・為替
-
資産運用・資産形成
-
年金
-
社会保障制度
-
保険
-
不動産
-
経営・ビジネス
-
暮らし
-
ジェロントロジー(高齢社会総合研究)
-
医療・介護・健康・ヘルスケア
-
政策提言
-
-
注目テーマ・キーワード
-
統計・指標・重要イベント
-
媒体
- アクセスランキング
お知らせ
-
2021年01月21日
News Release
-
2020年10月15日
News Release
-
2020年07月09日
News Release
【第1四半期のJリート市場は7期ぶりに国内株をアウトパフォーム~海外資金の流入が市場を下支え】【シンクタンク】ニッセイ基礎研究所は、保険・年金・社会保障、経済・金融・不動産、暮らし・高齢社会、経営・ビジネスなどの各専門領域の研究員を抱え、様々な情報提供を行っています。
第1四半期のJリート市場は7期ぶりに国内株をアウトパフォーム~海外資金の流入が市場を下支えのレポート Topへ