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- J-REIT市場の事業環境と今後の収益見通し~今後5年間の分配金レンジは▲6%~+13%の見通し~
2017年10月30日
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■要旨
■目次
1.不動産ファンダメンタルズは良好だが、J-REIT市場は軟調に推移
2.運用不動産は5年前より倍増。市場全体の分配金水準は緩やかに上昇
3.各種シナリオのもと、事業環境の変化に伴う収益インパクトを試算する
4.おわりに
- 不動産ファンダメンタルズが良好な一方で年初よりJ-REIT市場が軟調に推移している。その要因の1つに、今後不動産市況がピークアウトしJ-REITの収益が悪化するのではないかとの懸念がある。
- 本稿では、J-REITの収益動向を確認したのち、各種シナリオ(オフィス賃料、物件取得要件、借入金利)を想定し今後5年間の分配金レンジを試算する。
- 試算によると、オフィス賃料(標準シナリオ)と金利(メインシナリオ)の組み合わせの場合、分配金成長率は4%(年率1%)となり成長率は鈍化するものの増益基調を維持する結果となった。また、最も高い成長率は13%(年率3%)、最も低い成長率は▲6%(年率▲1%)となり、J-REITの収益安定性を確認する結果となった。
■目次
1.不動産ファンダメンタルズは良好だが、J-REIT市場は軟調に推移
2.運用不動産は5年前より倍増。市場全体の分配金水準は緩やかに上昇
3.各種シナリオのもと、事業環境の変化に伴う収益インパクトを試算する
4.おわりに
(2017年10月30日「基礎研レポート」)
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03-3512-1858
経歴
- 【職歴】
1993年 日本生命保険相互会社入社
2005年 ニッセイ基礎研究所
2019年4月より現職
【加入団体等】
・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター
・日本証券アナリスト協会検定会員
岩佐 浩人のレポート
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