2018年01月05日

最近の人民元と今後の展開(2018年1月号)~2017年を振り返った上で今後の動きを展望する

経済研究部 上席研究員   三尾 幸吉郎

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■要旨
 
  • 17年の人民元レート(スポット・オファー、中国外貨取引センター)は米ドルに対して6.7%上昇する展開となった。“人民元ショック”が起きた15年は前年末比4.4%下落、16年も同6.5%下落したが、17年に入ると景気の底打ちや資本流出規制の強化を背景に下げ止まり、党大会前の5月には基準値設定方法変更やユーロ高を受けて急反発した。その後は一時小反落したものの、年末にはアジア通貨高を受けて小反発、17年は同6.7%上昇となった。
     
  • 18年3月末に向けての人民元レートは米ドルに対してボックス圏でほぼ横ばいの動きと予想、想定レンジは1米ドル=6.4~6.8元(1元=16.5~17.5円)と見ている。米国の長期金利は上昇傾向だが、金融リスク抑制に動き始めた中国の長期金利も低下し難く、米中の長期金利差は縮まらないと見るからだ。なお、想定レンジを突破するリスクを考えると、ユーロ高に加えてアジア通貨も上昇することで、上限を突破する可能性が挙げられる。

■目次

1――2017年の人民元の動き
2――今後の展開
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経済研究部   上席研究員

三尾 幸吉郎 (みお こうきちろう)

研究・専門分野
中国経済

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