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今年のインフルエンザは例年と比べて注意が必要?

保険研究部 主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任 村松 容子
今年のインフルエンザは、現在のところ2009年当時「新型インフルエンザ」と言われた型が半数を占める。今年は、製造途中でワクチンの基となる株を変更したことによってワクチンの製造が遅れたことと、流行が例年より早めの可能性があることが特徴である。現行のワクチンは4種類のウイルスに対応させているが、株を変更した1種類は効果が低い可能性がある。
年末年始は、移動が多いほか、初詣など混雑した場所に行く機会も増える。普段は子どもに接触しない高齢者も孫と会うなど、インフルエンザ罹患リスクがより高まる懸念がある。いつも以上に手洗い等の予防や、マスク着用等による感染予防に努める必要があるだろう。
■目次
1――今年は2009年当時の「新型インフルエンザ」が多い
2――今年のインフルエンザの特徴
3――現在のインフルエンザワクチン
1|「季節性インフルエンザ」の定期接種の対象は高齢者のみ
2|「新型インフルエンザ」ワクチン製造体制が整備
4――ワクチンを打っていても注意が必要
(2017年12月30日「基礎研レター」)

03-3512-1783
- 【職歴】
2003年 ニッセイ基礎研究所入社
村松 容子のレポート
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