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3――開示例から見えること
開示例1
(前略)当社の取締役会の実効性評価においては、取締役自らが「ガバナンスはどうあるべきか」を常に考えながら、当社の取締役会およびコーポレート・ガバナンスに関する「目指す姿」に照らして自己評価を行うべきものと考えております。(中略)独立した第三者である外部専門機関の知見を取り入れた上で、「目指す姿」と現状のギャップについて自己評価を行い、取締役会としての課題と今後に向けた取組みを審議しました(以下、省略)。
開示例2
取締役会の更なる実効性向上を図るため、取締役会レビューを毎年実施し、以下の分析・評価を行っています。
・取締役会の開催頻度、日程、時間
・取締役会の議論に関連して提供される情報(質・量)及び提供方法
・取締役会での資料提供、説明内容・方法、質疑応答要領、議案毎の時間配分
・その他取締役会の実効性を高める仕組み等
レビューの結果、取締役会の実効性は確保されているとの評価を受けましたが、更なる経営の監督機能の向上のため、取締役への経営情報の一層の充実を図っています。
開示例3
当社は、課題や改善点を洗い出し、取締役会の実効性を高めるための取り組みにつなげることを目的に、2015年度に取締役会の実効性評価を実施しました。(中略)取締役会の役割や機能を見直す余地があることが洗い出されました。これについて取締役会で議論し、以下の各事項に取り組むことで当社の取締役会の実効性を高めていくことが確認されました。
A)コーポレートガバナンスと経営戦略の一体化(中略)
B)取締役会のモニタリングボード化(以下、省略)
4――取締役会評価の実効性向上に向けて
(2017年04月03日「基礎研レター」)
江木 聡
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