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- 住宅取得資金の状況‐昨今の住宅取得事情(その3)
2016年03月17日
■要旨
住宅を取得した人の6~7割が住宅ローンを利用して住宅を取得している。民間金融機関の住宅ローンは、現在、金利や期間によってたくさんの種類があり、それらを組み合わせることもできるが、実際の利用状況を見ると、多くが「変動金利型」を利用している。
■目次
1――住宅取得資金の内訳
・住宅取得資金の6割以上が借入金
2――住宅ローンの利用状況
1|全体の6~7割が住宅ローンを利用
2|多くが変動金利型を利用業
住宅を取得した人の6~7割が住宅ローンを利用して住宅を取得している。民間金融機関の住宅ローンは、現在、金利や期間によってたくさんの種類があり、それらを組み合わせることもできるが、実際の利用状況を見ると、多くが「変動金利型」を利用している。
■目次
1――住宅取得資金の内訳
・住宅取得資金の6割以上が借入金
2――住宅ローンの利用状況
1|全体の6~7割が住宅ローンを利用
2|多くが変動金利型を利用業
「昨今の住宅取得事情」の第3回は、国土交通省が毎年実施している「住宅市場動向調査」から、平成26年度中に住宅を取得した世帯が、取得資金をどのように調達したのかを見る。
1――住宅取得資金の内訳
住宅取得資金の6割以上が借入金
住宅の種類別に住宅取得資金の平均額を見ると、「注文住宅」が4,651万円で最も高く、次いで「分譲一戸建て」が3,684万円、「分譲マンション」が3,636万円、「中古一戸建て」が2,358万円、「中古マンション」が2,141万円の順となっている。
取得資金を、「自己資金」、「贈与」、「借入金」に分けてその構成比を見ると、「自己資金」の割合は、取得資金総額が最も低い、中古マンションが38.9%で最も高くなっている。一方「借入金」は、分譲一戸建てが69.8%で最も高くなっている。他の住宅種類も借入金の割合は概ね60%前後となっており、住宅取得に借入金の役割が大きいことが分かる。(図表1)
住宅の種類別に住宅取得資金の平均額を見ると、「注文住宅」が4,651万円で最も高く、次いで「分譲一戸建て」が3,684万円、「分譲マンション」が3,636万円、「中古一戸建て」が2,358万円、「中古マンション」が2,141万円の順となっている。
取得資金を、「自己資金」、「贈与」、「借入金」に分けてその構成比を見ると、「自己資金」の割合は、取得資金総額が最も低い、中古マンションが38.9%で最も高くなっている。一方「借入金」は、分譲一戸建てが69.8%で最も高くなっている。他の住宅種類も借入金の割合は概ね60%前後となっており、住宅取得に借入金の役割が大きいことが分かる。(図表1)
2――住宅ローンの利用状況
03-3512-1814
経歴
- 【職歴】
1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
2004年 ニッセイ基礎研究所
2020年より現職
・技術士(建設部門、都市及び地方計画)
【加入団体等】
・我孫子市都市計画審議会委員
・日本建築学会
・日本都市計画学会
(2016年03月17日「基礎研レター」)
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