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企業年金の財政安定化に資する積立剰余の活用について

金融研究部 企業年金調査室長 年金総合リサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任 梅内 俊樹
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■要旨
公的年金の減額・縮小が見込まれる中、民間サラリーマンの退職後の所得保障においては、資産残高53兆円と確定拠出年金の7兆円を大きく凌ぐ確定給付企業年金(以下、DB)の重要性が高まりつつある。この重要な役割を今後も長きにわたりDBが果たしていく上では、何よりも年金財政の健全性が維持され続けることが大前提となろう。ここ数年の良好な運用環境により最悪期を脱し、多くのDBで年金財政上の積立不足が解消された今は、DBの健全性を維持し、持続性を高めるための方策を検討する絶好のチャンスと言える。本稿では、積立剰余の主な活用法を概観した後、運用面に着目し、積立剰余時の財政の安定化に資する運用リスクの抑制方法を紹介したい。
(2014年10月30日「基礎研レポート」)

03-3512-1849
- 【職歴】
1988年 日本生命保険相互会社入社
1995年 ニッセイアセットマネジメント(旧ニッセイ投信)出向
2005年 一橋大学国際企業戦略研究科修了
2009年 ニッセイ基礎研究所
2011年 年金総合リサーチセンター 兼務
2013年7月より現職
2018年 ジェロントロジー推進室 兼務
2021年 ESG推進室 兼務
梅内 俊樹のレポート
日付 | タイトル | 執筆者 | 媒体 |
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